1級建築施工管理技士 過去問
令和8年(2026年)
問58 (施工管理法(応用能力) 問8)
問題文
ネットワーク工程表に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
反映中…
1級建築施工管理技士試験 令和8年(2026年) 問58(施工管理法(応用能力) 問8) (訂正依頼・報告はこちら)
ネットワーク工程表に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 最遅結合点時刻(LT)は、任意の結合点から終了結合点に至る経路のうち、時間的に最も長い経路を通って、プロジェクトの終了時刻に間に合うぎりぎりの開始時刻である。
- ダミーは、作業の前後関係のみを示したもので、作業そのものはなく、時間的には0である。
- ある作業のトータルフロート(TF)が0である場合、その作業ではフリーフロート(FF)は0になる。
- ある作業のフリーフロート(FF)を使い切ってしまうと、後続作業のトータルフロート(TF)に影響を及ぼす。
- クリティカルパス(CP)以外の作業でも、トータルフロート(TF)を使い切ってしまうとクリティカルパス(CP)になる。
正解!素晴らしいです
残念...
画像拡大
この過去問の解説 (1件)
01
最も不適当なのは、「ある作業のフリーフロート(FF)を使い切ってしまうと、後続作業のトータルフロート(TF)に影響を及ぼす。」です。
フリーフロート(FF)は、後続作業の開始時刻に影響を与えずに、その作業を遅らせることができる時間です。
したがって、フリーフロートをすべて使ったとしても、その範囲内であれば後続作業には影響しません。
フリーフロートを超えて遅れたときに、後続作業へ影響が出ます。
最遅結合点時刻(LT)は、その結合点から先の作業を進めたときに、工事全体の終了時刻を遅らせないための最も遅い時刻です。
つまり、その時刻を超えてしまうと、工事全体の完成が遅れる可能性があります。
終了結合点から逆向きに計算し、各結合点について工事全体の終了に間に合うぎりぎりの時刻を求めます。
ダミーは、ネットワーク工程表で作業同士の順序や関係を正しく表すために使います。
実際の作業を表しているわけではないため、作業時間はありません。
したがって、ダミーの所要時間は0です。
トータルフロート(TF)は、工事全体の完成時刻を遅らせずに、その作業を遅らせることができる時間です。
フリーフロート(FF)は、その中でも後続作業の開始時刻を遅らせずに使える時間です。
フリーフロートはトータルフロートを超えることはありません。
そのため、トータルフロートが0であれば、フリーフロートも0になります。
フリーフロート(FF)は、後続作業の開始時刻に影響を与えない範囲で使える余裕時間です。
たとえば、フリーフロートが3日ある場合、その作業が3日遅れても、後続作業は当初予定していた時刻から開始できます。
そのため、フリーフロートを使い切っただけでは、後続作業のトータルフロートには影響しません。
フリーフロートを超えてさらに遅れた場合には、後続作業の開始が遅れ、その余裕時間にも影響を与えることになります。
クリティカルパスは、工事全体の完成時刻を決める、余裕のない作業経路です。
クリティカルパス以外の作業には、通常、トータルフロートという時間的な余裕があります。
しかし、その余裕をすべて使い切ってトータルフロートが0になると、その作業も遅れることのできない状態になります。
その結果、その作業を含む経路もクリティカルな経路になります。
ネットワーク工程表では、TF・FF・CPの関係を区別することが大切です。
トータルフロート(TF)は、工事全体を遅らせずに使える余裕時間です。
フリーフロート(FF)は、後続作業を遅らせずに使える余裕時間で、TFよりも範囲が狭い余裕です。
特に重要なのは、フリーフロートをすべて使っても、その範囲内であれば後続作業には影響しないという点です。
後続作業へ影響が出るのは、フリーフロートを超えて遅れた場合です。
参考になった数2
この解説の修正を提案する
前の問題(問57)へ
令和8年(2026年) 問題一覧
次の問題(問59)へ