1級建築施工管理技士 過去問
令和8年(2026年)
問55 (施工管理法(応用能力) 問5)

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問題

1級建築施工管理技士試験 令和8年(2026年) 問55(施工管理法(応用能力) 問5) (訂正依頼・報告はこちら)

防水形合成樹脂エマルション系複層仕上塗材(防水形複層塗材E)仕上げに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 下塗材は、所要量0.2kg/m2を1回塗りとし、だれ、塗残しのないように塗り付けた。
  • 主材の基層塗りは、所要量1.7kg/m2を2回に分けて塗り、だれ、ピンホール及び塗残しのないように塗り付けた。
  • 主材の凸部処理は、ローラーにより、見本と同様の模様になるように、模様塗りの後に行った。
  • 出隅、入隅等の均一に塗りにくい箇所の増塗りは、主材塗りの後に行った。
  • 上塗材は、所要量0.3kg/m2を2回に分けて塗り、色むら、だれ及び光沢むらが生じないように塗り付けた。

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この過去問の解説 (1件)

01

最も不適当なのは、「出隅、入隅等の均一に塗りにくい箇所の増塗りは、主材塗りの後に行った。」です。

 

防水形複層塗材Eでは、出隅・入隅・目地部・開口部回りなどは塗膜が薄くなりやすいため、あらかじめ補強しておく必要があります。

 

そのため、増塗りは主材塗りの後ではなく、主材塗りの前に行います。現行の公共建築工事標準仕様書でも、下塗り、増塗り、主材塗りの順に施工することが示されています。

選択肢1. 下塗材は、所要量0.2kg/m2を1回塗りとし、だれ、塗残しのないように塗り付けた。

下塗材は、下地とその後に塗る主材をしっかり付着させるために使用します。

 

所要量0.2kg/m2を1回塗りとし、だれや塗残しがないよう均一に塗り付けます。

下塗りにむらがあると、その後の主材の付着や仕上がりに影響するため、均一に施工することが大切です。

選択肢2. 主材の基層塗りは、所要量1.7kg/m2を2回に分けて塗り、だれ、ピンホール及び塗残しのないように塗り付けた。

基層塗りは、防水性能を確保するための重要な工程です。

主材は1.7kg/m2を2回に分けて塗り、下地が見えないように均一に仕上げます。

 

また、だれやピンホール、小さな塗残しがあると、そこが防水上の弱点になるため注意が必要です。

選択肢3. 主材の凸部処理は、ローラーにより、見本と同様の模様になるように、模様塗りの後に行った。

凸部処理とは、模様塗りによってできた凸部分をローラーなどで押さえ、決められた模様に整える作業です。

 

模様塗りを行った後、塗材が適切な状態のうちにローラーで押さえ、見本と同じような仕上がりになるよう調整します。

 

したがって、模様塗りの後にローラーで凸部処理を行う方法は適切です。

選択肢4. 出隅、入隅等の均一に塗りにくい箇所の増塗りは、主材塗りの後に行った。

出隅や入隅、目地部、開口部回りなどは、通常の塗り方だけでは塗材が十分につきにくく、塗膜が薄くなりやすい部分です。

そのため、これらの部分には、はけやローラーを使って先に増塗りを行います。

 

施工の順序は、下塗りを行った後に増塗りを行い、その後に主材塗りを行います。

つまり、増塗りは主材塗りの後ではなく、主材塗りの前に行うのが正しい施工方法です。

選択肢5. 上塗材は、所要量0.3kg/m2を2回に分けて塗り、色むら、だれ及び光沢むらが生じないように塗り付けた。

上塗りは、防水層を保護するとともに、色や光沢など外観を整える工程です。

上塗材は0.3kg/m2を2回に分けて塗り、色むら、だれ、光沢むらなどが生じないよう均一に仕上げます。

2回に分けて塗ることで、仕上がりを均一にしやすくなります。

まとめ

防水形複層塗材Eでは、塗る量だけでなく、施工する順番も重要です。

 

基本的な流れは、下塗りを行い、出隅・入隅・目地部・開口部回りなどを増塗りしてから、主材の基層塗りや模様塗りを行い、最後に上塗りを行います。

 

特に、増塗りは塗膜が薄くなりやすい部分を先に補強するための工程なので、主材塗りの前に行うことを押さえておきましょう。

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