1級建築施工管理技士 過去問
令和8年(2026年)
問54 (施工管理法(応用能力) 問4)
問題文
合成高分子系ルーフィングシート防水に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
反映中…
1級建築施工管理技士試験 令和8年(2026年) 問54(施工管理法(応用能力) 問4) (訂正依頼・報告はこちら)
合成高分子系ルーフィングシート防水に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- エチレン酢酸ビニル樹脂系シート防水の密着工法において、平場部の接合部のシートの重ね幅は、幅方向、長手方向とも100mm以上とした。
- 加硫ゴム系シート防水の接着工法において、平場部の接合部のシートの重ね幅は100mm以上とし、立上り部と平場部の接合部のシートの重ね幅は150mm以上とした。
- 加硫ゴム系シート防水の接着工法において、出隅角には、シートの張付け前に加硫ゴム系シートで増張りを行った。
- 塩化ビニル樹脂系シート防水の接着工法において、下地とシートの接着には、エポキシ樹脂系の接着剤を用いた。
- 塩化ビニル樹脂系シート防水の接着工法において、入隅角及び出隅角には、シートの張付け後に成形役物を張り付けた。
正解!素晴らしいです
残念...
画像拡大
この過去問の解説 (1件)
01
最も不適当なのは、「加硫ゴム系シート防水の接着工法において、出隅角には、シートの張付け前に加硫ゴム系シートで増張りを行った。」です。
加硫ゴム系シート防水では、出隅角のようにシートが伸ばされて弱くなりやすい部分を、あらかじめ増張りして補強します。
ただし、この増張りに使用するのは加硫ゴム系シートではなく、変形しやすく隅角部になじみやすい非加硫ゴム系シートです。
エチレン酢酸ビニル樹脂系シートを用いる密着工法では、シート同士を十分に重ねて水が入り込まないようにします。
平場部の接合部では、幅方向・長手方向ともに100mm以上の重ね幅を確保します。
加硫ゴム系シートでは、平場でシート同士を接合するときは、100mm以上の重ね幅を確保します。
また、立上り部と平場部が接する部分は、水が入り込みやすく動きも受けやすいため、150mm以上と、より広く重ねます。
出隅角は、シートを張ったときに材料が引き伸ばされ、厚さが薄くなって弱点になりやすい部分です。
そのため、本体のシートを張る前に増張りをして補強します。
しかし、ここで使用するのは加硫ゴム系シートではありません。
増張りには、柔らかく隅角部の形になじみやすい非加硫ゴム系シートを使用します。
したがって、「加硫ゴム系シートで増張りを行った」としている点が誤りです。
塩化ビニル樹脂系シートの接着工法では、下地とシートを確実に接着できる所定の接着剤を使用します。
エポキシ樹脂系の接着剤を用いる方法もあり、下地と防水シートをしっかり接着させます。
塩化ビニル樹脂系シートでは、入隅角や出隅角のような複雑な形の部分を確実に防水するため、シートを張った後に成形役物を取り付けます。
成形役物は、隅角部の形に合わせてつくられた部材で、シートだけでは納まりにくい部分の水密性を高めます。
合成高分子系ルーフィングシート防水では、シートの種類によって接合方法や隅角部の処理方法が異なります。
加硫ゴム系シートでは、平場の重ね幅を100mm以上、立上り部と平場部では150mm以上とします。
特に重要なのは、加硫ゴム系シート防水の出隅角です。シートを張る前に増張りしますが、使用する材料は加硫ゴム系シートではなく非加硫ゴム系シートです。
一方、塩化ビニル樹脂系シートでは、シートを張った後に入隅角・出隅角へ成形役物を取り付けます。
参考になった数2
この解説の修正を提案する
前の問題(問53)へ
令和8年(2026年) 問題一覧
次の問題(問55)へ