1級建築施工管理技士 過去問
令和8年(2026年)
問52 (施工管理法(応用能力) 問2)

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問題

1級建築施工管理技士試験 令和8年(2026年) 問52(施工管理法(応用能力) 問2) (訂正依頼・報告はこちら)

普通コンクリートの調合に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 粗骨材は、偏平なものを用いるほうが、球形に近いものを用いるよりもワーカビリティーがよい。
  • 単位水量は185kg/m3以下とし、コンクリートの品質が得られる範囲内でできるだけ小さくする。
  • コンクリートに含まれる塩化物量は、塩化物イオン量として0.30kg/m3以下とする。
  • 調合管理強度は、品質基準強度に構造体強度補正値を加えたものである。
  • 再生骨材Hを用いる場合の水セメント比の最大値は、60%とする。

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この過去問の解説 (1件)

01

最も不適当なものは、「粗骨材は、偏平なものを用いるほうが、球形に近いものを用いるよりもワーカビリティーがよい。」です。

 

粗骨材は、偏平で角ばった形よりも、球形に近く粒形のよいもののほうが、コンクリートの中で動きやすくなります。

そのため、球形に近い粗骨材を用いたほうが、コンクリートのワーカビリティーはよくなります。

選択肢1. 粗骨材は、偏平なものを用いるほうが、球形に近いものを用いるよりもワーカビリティーがよい。

ワーカビリティーとは、コンクリートの練混ぜ、運搬、打込み、締固めなどを行うときの扱いやすさのことです。

 

偏平な粗骨材は、粒どうしが引っ掛かりやすく、コンクリートが動くときの抵抗が大きくなります。

また、同じ作業性を得るために、より多くのモルタルや水が必要になることがあります。

 

これに対して、球形に近く、粒形のよい粗骨材のほうが流動しやすく、ワーカビリティーもよくなります。

 

したがって、「偏平なもののほうがワーカビリティーがよい」という部分が誤りです。

選択肢2. 単位水量は185kg/m3以下とし、コンクリートの品質が得られる範囲内でできるだけ小さくする。

単位水量とは、コンクリート1m3をつくるために使用する水の量です。

 

水を必要以上に多くすると、乾燥によるひび割れが生じやすくなったり、耐久性が低下したりする原因になります。

 

そのため、普通コンクリートでは、単位水量の最大値を185kg/m3とし、必要な品質が得られる範囲でできるだけ少なくします。

選択肢3. コンクリートに含まれる塩化物量は、塩化物イオン量として0.30kg/m3以下とする。

コンクリートに塩化物が多く含まれていると、内部の鉄筋がさびやすくなります。

 

鉄筋がさびると体積が膨らみ、コンクリートにひび割れやはがれが発生する原因になります。

 

そのため、コンクリートに含まれる塩化物量は、塩化物イオン量として0.30kg/m3以下とします。

選択肢4. 調合管理強度は、品質基準強度に構造体強度補正値を加えたものである。

品質基準強度は、建物に必要なコンクリートの強度を決めるための基準となる強度です。

 

実際の建物のコンクリートは、試験用の供試体とは養生条件などが異なるため、その違いを考えて構造体強度補正値を加えます。

 

したがって、調合管理強度は「品質基準強度+構造体強度補正値」として求めます。

選択肢5. 再生骨材Hを用いる場合の水セメント比の最大値は、60%とする。

再生骨材Hは、解体したコンクリートなどから取り出した再生骨材のうち、比較的品質の高いものです。

 

再生骨材Hを使用するコンクリートでは、品質や耐久性を確保するため、水セメント比の最大値を60%とします。

まとめ

普通コンクリートの調合では、強度だけでなく、耐久性や施工のしやすさも考えて材料の量や種類を決めます。

 

単位水量は185kg/m3以下、塩化物イオン量は0.30kg/m3以下とし、再生骨材Hを用いる場合の水セメント比は60%以下とします。

 

また、骨材の形も重要です。偏平な粗骨材より、球形に近く粒形のよい粗骨材のほうがワーカビリティーはよくなります。

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