1級建築施工管理技士 過去問
令和7年(2025年)
問58 (午後 ロ 問8)

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問題

1級建築施工管理技士試験 令和7年(2025年) 問58(午後 ロ 問8) (訂正依頼・報告はこちら)

工程計画に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 工程計画では、各作業の手順計画を立て、次に日程計画を決定した。
  • 工事用機械が連続して作業を実施し得るように作業手順を定め、工事用機械の不稼働をできるだけ少なくした。
  • 全体工期に制約があったため、順行型とも呼ばれる積上方式を用いて工程表を作成した。
  • 算出した工期が指定工期を超えたため、クリティカルパス上に位置する作業について、作業員の増員を検討した。
  • 工期短縮を図るために行う工区の分割は、各工区の作業数量がほぼ均等になるように計画した。

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この過去問の解説 (1件)

01

最も不適当なのは、3.「全体工期に制約があったため、順行型とも呼ばれる積上方式を用いて工程表を作成した。」です。

選択肢1. 工程計画では、各作業の手順計画を立て、次に日程計画を決定した。

適切です。

 

どんな順番で作業を進めるか(手順)が決まらないと、いつやるか(日程)も決められません。

まず手順を固めてから日程を入れる流れになります。

選択肢2. 工事用機械が連続して作業を実施し得るように作業手順を定め、工事用機械の不稼働をできるだけ少なくした。

適切です。

 

機械は止まっている時間が長いほどムダが増えます。

作業の順番を工夫して、機械が続けて動けるようにするのは工程計画の大事な考え方です。

選択肢3. 全体工期に制約があったため、順行型とも呼ばれる積上方式を用いて工程表を作成した。

不適当です。

 

積上方式(順行型)は、「最初の作業から順番に積み上げて、終わりがいつになるかを見る」作り方です。


一方、全体工期に制約があるときは、

完成日から逆にたどって、各作業の開始日を決める、割付方式(逆行型)のほうが合います。

工期が決まっているのに順行で作る、という組み合わせがちぐはぐです。

選択肢4. 算出した工期が指定工期を超えたため、クリティカルパス上に位置する作業について、作業員の増員を検討した。

適切です。

 

クリティカルパスは「ここが遅れると全体も必ず遅れるルート」です。

工期を縮めたいなら、まずこのルート上の作業を早める検討(増員など)をします。

選択肢5. 工期短縮を図るために行う工区の分割は、各工区の作業数量がほぼ均等になるように計画した。

適切です。

 

工区を分けて同時進行をねらうとき、作業量が偏ると「ある工区はすぐ終わるのに、別の工区が長くかかって待ちが出る」状態になりやすいです。

作業量をなるべく均等にする考え方は、ムダを減らすのに役立ちます。

まとめ

この問題は、「工期が決まっているときに、どの作り方で工程を組むか」がポイントです。


積上方式(順行型):最初から順番に積み上げて終わりを見ます。
割付方式(逆行型):完成日から逆算して、間に合うように開始日を決めます。


「工期に制約があるのに順行で作る」という組み合わせが不自然だ、と気づけると迷いにくくなります。

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