1級建築施工管理技士 過去問
令和7年(2025年)
問55 (午後 ロ 問5)

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問題

1級建築施工管理技士試験 令和7年(2025年) 問55(午後 ロ 問5) (訂正依頼・報告はこちら)

コンクリート壁下地のセメントモルタル塗りに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 下塗り用モルタルの調合は、容積比でセメント1:砂3とした。
  • モルタルの塗厚は、下塗りから上塗りまでの合計で25mmとした。
  • 下塗りは、塗布した吸水調整材が乾燥してから行った。
  • 下塗り面には、金ぐしを用いて、くし目を全面に付けた。
  • モルタルの硬化が確認できたため、下塗り後の放置期間を14日間より短縮した。

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この過去問の解説 (1件)

01

最も不適当なのは1.「下塗り用モルタルの調合は、容積比でセメント1:砂3とした。」です。


 

選択肢1. 下塗り用モルタルの調合は、容積比でセメント1:砂3とした。

この記述が不適当です。

 

コンクリート壁下地のセメントモルタル塗りでは、下塗り(したぬり)の調合はセメント1:砂2.5が基準となっています。

砂が多い(1:3)と、下塗りとしては材料の性質が標準から外れやすく、設計条件として不適切になります。

選択肢2. モルタルの塗厚は、下塗りから上塗りまでの合計で25mmとした。

壁のモルタル塗りは、仕上げ厚(全塗厚)を25mm以下とする扱いがあり、25mm自体は上限内です。
ただし、内壁(ないへき)では標準値が20mmとされる整理もあるため、25mmにするなら「なぜ厚くするのか」を施工計画で説明できるようにしておくと安全です。

選択肢3. 下塗りは、塗布した吸水調整材が乾燥してから行った。

問題ありません。

吸水調整材(きゅうすいちょうせいざい)を使う場合は、乾燥後に塗り付ける流れが示されています。

選択肢4. 下塗り面には、金ぐしを用いて、くし目を全面に付けた。

問題ありません。

下塗り面を金ぐし類で荒らして(あらしめを付けて)次の層との食いつきをよくする、という考え方です。

選択肢5. モルタルの硬化が確認できたため、下塗り後の放置期間を14日間より短縮した。

原則として、下塗り後は14日以上おいて、

乾燥収縮(かんそうしゅうしゅく)によるひび割れ等を十分に出してから次の工程に進む

という扱いがあります。

 

一方で、気象条件などにより付着が確保できる場合は短縮できるという整理もあるため、短縮するなら「硬化した」だけでなく、付着・乾燥状態など根拠をそろえて判断するのが大切です。

まとめ

この問題は、コンクリート壁下地のモルタル塗りで、下塗りの調合(セメント:砂の比)を正しく覚えているかがポイントです。

標準は下塗りが1:2.5で、1:3は下塗りとしては不適当になります


あわせて、吸水調整材は乾燥後に下塗り下塗り面は金ぐしで荒らす

下塗り後は原則14日以上の養生といった流れをセットで整理しておくと、類題でも迷いにくくなります。

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