1級建築施工管理技士 過去問
令和7年(2025年)
問53 (午後 ロ 問3)

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問題

1級建築施工管理技士試験 令和7年(2025年) 問53(午後 ロ 問3) (訂正依頼・報告はこちら)

大断面集成材を用いた木造軸組構法に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 柱として用いる構造用集成材の材長の許容誤差は、長さが4mの場合、±3mmとした。
  • 梁として用いる構造用集成材の曲がりの許容誤差は、通直材の場合、長さ1m当たり1mmとした。
  • 集成材に設ける標準的なボルト孔の間隔ずれの許容誤差は、±2mmとした。
  • 集成材に設けるドリフトピンの下孔径は、ドリフトピンの公称軸径に2mmを加えた径とした。
  • 接合金物に設けるボルト孔の径は、ねじの呼びがM16の場合、ボルトの公称軸径に1.5mmを加えた径とした。

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この過去問の解説 (1件)

01

最も不適当なのは4.「集成材に設けるドリフトピンの下孔径は、ドリフトピンの公称軸径に2mmを加えた径とした。」です。

選択肢1. 柱として用いる構造用集成材の材長の許容誤差は、長さが4mの場合、±3mmとした。

この記述は適切です。

 

柱の長さの誤差は、施工で調整できる範囲を見込みつつ、精度を確保するために数mm程度に管理します。

基準例として、柱の長さは-3mm〜+3mmの範囲で管理する考え方が示されています。

選択肢2. 梁として用いる構造用集成材の曲がりの許容誤差は、通直材の場合、長さ1m当たり1mmとした。

この記述は適切です。

 

曲がりは「長さの1/1000程度まで」という基準で示されることが多く、1mなら1mmに相当します。

通直材の曲がりは、長さ1mあたり1mm以下という基準が示されています。

選択肢3. 集成材に設ける標準的なボルト孔の間隔ずれの許容誤差は、±2mmとした。

この記述は適切です。

 

ボルト孔(ぼるとこう)の位置や間隔は、現場で無理なく組めて、かつズレが大きくなりすぎない範囲として、数mm単位で管理します。

例として、孔のずれを±2mm程度で管理する基準が示されています。

選択肢4. 集成材に設けるドリフトピンの下孔径は、ドリフトピンの公称軸径に2mmを加えた径とした。

この記述は不適当です。

 

ドリフトピンは、木材に“きつく効かせる”接合具なので、木材側の孔径は原則としてピン径と同じ(±0mm)にします。

2mmも大きくすると、ピンが穴の中で動きやすくなり、接合部がゆるくなります

選択肢5. 接合金物に設けるボルト孔の径は、ねじの呼びがM16の場合、ボルトの公称軸径に1.5mmを加えた径とした。

この記述は適切です。

 

金物側のボルト孔は、組立てやすさのために“少しだけ”大きくします。

基準例として、接合金物等の穴径をM16以上で公称軸径+1.5mmとする考え方が示されています。

まとめ

この問題は、「木材側の穴」と「金物側の穴」で考え方が違う点がポイントです。


ドリフトピンの木材側の下孔は同径(±0mm)(大きくするとガタつきます)
金物側の孔は少し大きくして施工しやすくする(M16なら+1.5mmの考え方など)

 

「ピンはきつめ、金物はゆるめ」と覚えると整理しやすいです。

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