1級建築施工管理技士 過去問
令和7年(2025年)
問41 (午前 ヘ 問1)

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問題

1級建築施工管理技士試験 令和7年(2025年) 問41(午前 ヘ 問1) (訂正依頼・報告はこちら)

仮設計画に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  • 仮囲いは、工事の支障となることがあるため、一時的な撤去や復元が可能となる計画とした。
  • 塗料や溶剤等の保管場所は、管理をしやすくするため、資材倉庫の一画を不燃材料で間仕切り、設ける計画とした。
  • 工事敷地内に設置する炊事室及び宿直室を設けない仮設事務所において、床面積は、事務所所属職員1人当たり8m2として計画した。
  • 工事敷地内に設置する作業員詰所において、床面積は、1日間に作業員詰所を利用する最大作業員数に対し、作業員4人当たり3.3m2を目安として計画した。

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この過去問の解説 (1件)

01

最も不適当なのは、「塗料や溶剤等の保管場所は、管理をしやすくするため、資材倉庫の一画を不燃材料で間仕切り、設ける計画とした。」です。


塗料や溶剤は火がつきやすい(引火しやすい)ため、

資材倉庫の一角での保管は避け、専用の保管場所(独立した保管小屋など)

とするのが基本です。

選択肢1. 仮囲いは、工事の支障となることがあるため、一時的な撤去や復元が可能となる計画とした。

工事では、大型資材の搬入出や重機の出入りなどで、

一時的に仮囲いを外したり戻したりする場面があります。
そのため、撤去・復元ができる計画としておく考え方自体は不自然ではありません。


ただし、外した状態は危険が増えるので、

実際は誘導員の配置、開口部の管理、第三者侵入の防止などの

安全対策をセットで行います。

選択肢2. 塗料や溶剤等の保管場所は、管理をしやすくするため、資材倉庫の一画を不燃材料で間仕切り、設ける計画とした。

塗料・溶剤は、種類によっては消防法上の危険物(第4類引火性液体など)に当たり、

火災の拡大リスクが高い材料です。 
そのため、保管は「倉庫の隅を区切ればよい」という考え方ではなく、

基本は不燃材料で造った独立の保管小屋とし、

資材倉庫との兼用を避けるのが定番の考え方です。

(数量が増える場合は、届出や設備要件が絡むこともあるので、

所轄消防署への確認も重要です。)

選択肢3. 工事敷地内に設置する炊事室及び宿直室を設けない仮設事務所において、床面積は、事務所所属職員1人当たり8m2として計画した。

仮設事務所は、机・いすだけでなく、

通路、書類棚、打合せスペースなども必要になります。
炊事室や宿直室を設けない前提なら、

執務に必要なスペースを見込んで1人当たりの面積を設定する

考え方は妥当です(現場規模や運用で調整します)。

選択肢4. 工事敷地内に設置する作業員詰所において、床面積は、1日間に作業員詰所を利用する最大作業員数に対し、作業員4人当たり3.3m2を目安として計画した。

作業員詰所は、休憩・更衣・打合せなどで人が集中します。
そのため、過密にならないよう人数に応じた面積の目安を持って

計画するのは自然です。

問題文のように「4人当たり3.3m2」といった形で基準を置くことがあります。

まとめ

この問題は、仮設計画の中でも火災リスクが高い物の扱いを押さえているかがポイントです。


塗料や溶剤は引火しやすい材料なので、保管は「管理しやすさ」だけで決めず、

資材倉庫と分けた専用の保管場所にするのが基本です。 
一方、仮囲い・事務所・詰所は、現場の動線や人数をもとに、

安全と作業のしやすさの両方を考えて計画します。

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