1級建築施工管理技士 過去問
令和7年(2025年)
問12 (午前 ロ 問6)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

1級建築施工管理技士試験 令和7年(2025年) 問12(午前 ロ 問6) (訂正依頼・報告はこちら)

図に示す断面及び材端条件の長柱A,B及びCが中心圧縮力を受けるときの座屈荷重の大きさの大小関係を示すものとして正しいものはどれか。
ただし、柱の材質は同一のものとする。
問題文の画像
  • C<A=B
  • A=B<C
  • B<A=C
  • A=C<B

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (1件)

01

正解は「B<A=C」です。

 

座屈荷重は、基本的に断面二次モーメントIが大きいほど大きく

有効長さKLが長いほど小さくなるので、A・B・CのIとKLを比べれば判断できます。

選択肢1. C<A=B

AとBは長さや断面が違うため、座屈荷重が同じになりません。

またCは断面が大きいので、Cが最小になるとは考えにくいです。

選択肢2. A=B<C

AとBは同じになりません。

Bは長さが長く(2l)なる分、座屈しやすくなります。

選択肢3. B<A=C

座屈荷重はオイラーの式で比べます。

 

座屈荷重P=π²EI/(KL)²
ここで、Eは材質が同一なので同じ、比較ではIとKLだけ見れば十分です。

 

1) 断面二次モーメントI(座屈は弱い方向=小さいIで決まります)

A(a×a)
I_A=a⁴/12

 

B(a×2a)
弱い方向のIは小さいほうなので
I_B=(2a)×a³/12=a⁴/6=2I_A

 

C(2a×2a)
I_C=(2a)⁴/12=16a⁴/12=16I_A

 

2) 有効長さKL(端の条件で変わります)

固定‐固定(AとB):K=0.5

 

ピン‐ピン(C):K=1.0

 

したがって

 

A:KL=0.5×l=0.5l

 

B:KL=0.5×2l=l

 

C:KL=1.0×2l=2l

 

3) Pの大小を比で出す(π²Eは共通なので省略)

P∝I/(KL)² で比べます。

 

A:P_A∝I_A/(0.5l)²=I_A/(0.25l²)=4I_A/l²

 

B:P_B∝2I_A/(l)²=2I_A/l²

 

C:P_C∝16I_A/(2l)²=16I_A/(4l²)=4I_A/l²

 

よって、P_Bが一番小さく、P_AとP_Cは同じになります。
結論として「B<A=C」です。

選択肢4. A=C<B

Bは長さが2lで、座屈荷重は小さくなりやすいので、AやCより大きくなりません。

参考になった数2